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無機質
珪砂や寒水、黒寒水、ガラス発泡粒、ヒル石、マイカなどや、パルプロック、ガラスビーズ、およびシェルタイル(着色を施す前段階のもの)から構成される素材群です。(下記の他に、炭酸カルシウム、セメント、ペトロなど)
ヒル石
含水けい酸塩鉱物で雲母の一種です。別名バーミキュライトといい、ヒル石を高温で焼いて膨張させ人工的に作られたものです。非常に気孔率が高く見かけ密度が低い素材です。プラスチックの分野では充填剤として使用されています。建築材料では保温断熱材となります。
マイカ
マイカは鉱物の一種で、水晶などに含まれる珪素と呼ばれる元素を主成分としています。雲母・アルミニウム・カリウム・マグネシウム・ナトリウム・鉄などのけい酸化合物です。珪素と酸素からなる四面体がシート状の構造を持っています。
珪砂
二酸化珪素(SiO2)の多い石英の砂のことです。二酸化珪素は地殻上の約55%を占めている物質と言われています。珪砂はガラス製品の原料にもなっています。
ガラス発泡粒
ガラスは、硅砂・石灰石・ソーダ灰などの天然素材を原料に作られています。ガラスを高炉で発泡し粒状にした素材です。
寒水
黒寒水
大理石を粒状にしたものです。寒水石は主に、建築用、塗料用、合成樹脂用、道路白線用、美術工芸用、飼料用、農業用、ゴルフ場用など広範囲に使われています。
セメント
石灰石や粘土などを焼いて粉末状にしたもので、水を加えると化学反応を起こし、次第に固まる性質を持っています。建築材料では、このセメントに砂や石を骨材として混ぜたコンクリートがあります。セメントペーストに砂だけを混ぜたものがモルタルと呼ばれるものです。
ペトロ
川や湖や沼、港などにたまっているヘドロが原料です。現在ヘドロは色々な有効利用をされていて、コンクリートやブロックやタイル、堤防用の土などにも使われています。
金属
鋳物の歴史は古く、紀元前4000年頃メソポタミアで始まったと言われています。鋳物は人間のモノづくりの中で最も古いものの一つと言えるでしょう。日本に鋳物つくりが伝わったのは紀元前数百年ごろです。1世紀に銅鐸や刀剣が作られ、奈良時代には仏像や鐘などが盛んに作られました。
鉄釘の頭
釘頭の無い釘の製造過程で出る素材です。
シリコン鉄
アルミ製造時に高炉内で付着する材料を、粉砕加工した素材です。
サンパール
鋳型用の骨材で、シリカ(二酸化ケイ素SiO2)系成分が約80%含まれています。
鉄粉
砂や金属で作った型の中に溶かした金属を注ぎ込んで必要な形にする加工法を鋳造と言い、その鋳物製造時の材料を粉砕した素材です。